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マリオットバケーションクラブ [日々の出来事]

出張でアメリカに2ヶ月滞在したときのホテルがマリオット系列だったので、マリオットリワードの会員になってポイントをもらっていたのだが、半年くらい前から何度もマリオットバケーションクラブから電話がかかってきて、東京ミッドタウンに一度来てくれとしつこく勧誘されていた。

一応リワードの会員だから、電話で話を聞いてみると夫婦で説明を聞きに来てくれたら、それだけで1万円の商品券またはリッツ東京の利用券をくれるというのだ。

私は基本的にこの手の話に乗らない。

間違いなく強引な勧誘にあい、悪い思いをするからだ。

電話がかかってきたときも、どうもセールスだということをなかなか口にしないので、確認した。

「これは勧誘かなんかですか?」

「もちろん営業のお話もさせていただきますが、内容が沿わなければお断りになってもかまいません」

とあっさり言う。

かなり何度も電話がかかってきて、具体的な日取りを決めさせたがるので、

「予定がわかんないんで、お断りしますよ」と言ったが、

えっ、まさか断っちゃうの??こんなに美味しい話なのに?絶対ソンはないので是非考えてくれという・・・

とりあえずオカミ様と作戦会議の時間が欲しかったので、一旦電話を切って、またかけてくれと言った。

 

「なんか、これ絶対あやしいよね?」

「ちょっと調べてあげるよ」

オカミ様が起点を利かせてネット検索する・・・

 

ここで商品の内容が明らかになる。どうもタイムシェアという旅行プログラムで、通常不動産として購入するホテルやコンドミニアムを会員制にし、向こう50年分のポイント料金を一括払いすると毎年格安でホテルやコンドミニアムに泊まれるというシステムらしい。しかし向こう50年って・・・・(^^;

でも、説明会に行った人のブログ等を読んでみると、プログラム自体はタイヘンお徳である上に、勧誘はあっさりしていてしつこくなく、その上行っただけで1万円の商品券がもらえるということで大人気のプログラムらしいのだ・・・

基本的にマリオットから選定された人のみが説明会に参加でき、説明会に行きたくてもなかなか抽選に当たらないという人が多く存在するようなものらしいのだ。

「へ~、そうなの?あやしくないなら話のネタに行って見るか?」

オカミ様も、

「リッツのラウンジでアフタヌーンティーしたい!!」

ということになり、参加することにした。

一度参加を伝えると、ご丁寧に折り返しマネージャーから別途お礼の電話が来たり、駐車場を利用の際は駐車券まで用意してくれるというVIP対応。どんだけロイヤルカスタマーと思われとんじゃ?俺は??悪いけど完璧な勘違いだと思うけどなー・・・

しかし場所はあのリッツ東京のある六本木ミッドタウン。それもリッツのラウンジはドレスコードがカジュアルエレガンスと指定されており、ネットの情報ではかなりカッチリした格好で行かないとアカン!という情報がほとんど・・・

か、かじゅあるえれがんすって何ですか?(^^;

そんな服持ってない。かといってスーツを着ていくのもど素人っぽくてヤダ。。。

なんだかんだ結構な投資をして俺はサマージャケット、オカミ様はちょっとお嬢様系の服を準備した(かなりのチキン度発揮)

マリオットの説明会当日、高速でミッドタウンに向かう。

最近何かと家からすぐの国立インターから首都高経由で都心に足を運ぶが、あらためて中央道+首都高の利便さを実感する。大体都心まで40分で行けちゃう。電車だったら1時間半コースだわさ。確かに高速台は基本600円+680円と高い。ガス代も駐車場代もかかるから、車で行って帰ってくるだけで交通費はかなり高くなる。しかしそれに見合った楽さがある。やはり往復3時間、へたすると立ちっぱなしの電車に比べると、なんと楽なことか。特に遊んだ帰りはオカミ様シートを倒して寝ているだけで家に着くという、この上ない快適なトランスポーテーションを味わえる・・・

ということで外苑から2~3キロ、40分くらいで東京ミッドタウンに到着。

ラグジュアリーなお店を少し冷やかしてマリオットバケーションクラブのあるタワーへ。従業員専用エレベーターの入り口から入るよう指示があった割にはセキュリティでエレベーターエントランスにに入れない。丁度タイミングが悪かったのか案内の従業員がおらず、警備員のおじさんにセキュリティを解除してもらい自ら33階へ。

今考えると、ちょっとVIP対応を期待しすぎた感もあったな(^^;

受付にはアロハ(?)を来た係員が誘導してくれ、受付を済ませ中に入る。

この日は天気が良く六本木を一望できるこのフロアの眺めは最高だったが、エアコンの効きがイマイチでちょっと暑かったなあ。ほどなくして担当の女性が来る。

旅行はお好きですかとか、ご夫婦でご旅行されますかとか、これからのセールスに向けての表面的な話を少しした。ここでちょっと違和感を感じた。

あれだけ執拗に説明会に勧誘した割には、俺がの勤務先も知らないし、こちらがどういう嗜好かも全くわかってないんじゃ!?

タイムシェアの説明に入る・・・

基本的にマリオットが抑えているコンドミニアムは6箇所ほどで、そのほとんどがハワイやタイの南国リゾートなのだ。ところがわが家はヨーロッパ好きで、俺に至っては海外スキーが大好きなのだ。この時点でこちらの嗜好とあちらの提案にアンマッチを感じた。

詳しい説明を映像を見ながら・・・ということでパーテーションで区切られたオフィスのような部屋に移動させられ、リゾートの映像を10分くらい見せられ、完全なる放置プレー状態となる(^^;

映像が終わる頃にいかがですか~?と笑顔で説明員が戻ってきて、具体的なプログラムの話に入る。

このプログラムは部屋のグレードによってポイントを使う制度になっており、向こう50年分のポイントを一括購入する。購入すると毎年申し込んだポイントが付与され、そのポイントを使うことによって南国リゾートのコンドミニアムを利用することが出来る。オプションがかなり用意されており、世界のマリオット系列のホテルにも泊まれたり、他社が運用するタイムシェアプログラムと相互に提携して、かなりの数のホテルに泊まることも可能になる。

まあこのホテルのほうは空きがあればということが前提なので、行き先を固定しない人にしか向かないが。しかしポイントを1年間繰越・前借できたり、将来の権利を譲渡できたり、かなり融通が利くプログラムになっている。旅行が趣味で毎年必ずリゾートへ旅行に行くという人には、非常にお得なプログラムであり、結構ウラがない、かなり良いシステムになっている。

ひとつの資産として家族や友人にプレゼントしたりすることもできるところは素晴らしい。それも今なら創立25周年ということで、この日に契約すれば更にポイントをマリオットリーワードポイントに付け替えることができ、マイレージに変えれば飛行機代まで出てしまうというオプション付き!

とはいえ平均的なホテルに年2回くらい泊まるレベルでも50年分の投資は250万くらいになる。もちろん年割りすれば相当に格安だが、本当に旅行が好きか、金が余っている状況でない限りは、ハイ契約しますというレベルの話ではない。

分割払いのローンまで用意されていたが、もちろんわが家はパス!

最後に聞いた。

「今回は何度も何度もお電話いただいて、どうしても来て欲しいという勧誘だったのですが、このような素晴らしい商品であれば勧誘せずとも購入したいという人もたくさんいると思います。なぜ私が今回選定されたのですか?」

「こちらも商品の購入には一定の基準を満たしたお客様のみを対称としております。マイルやポイントを多くお持ちの方に絞ってご案内させていただいております」

なるほど、これで大体謎が解けた。過去アメリカ滞在でおそらく60泊以上していること、それなりの頻度で海外出張に行ってマイルが溜まっていることなどが今回勧誘されたポイントだろう。

確かに良いプログラムなのだが、そんなに売りたいのであれば、事前に客のリサーチをもっとして、顧客別の嗜好、要望をリサーチし、個々の客に合わせたプランを用意しておくなど、もっと工数を使えばすんなり購入してくれる人も現れるだろうにと、ついついビジネス的な視点から見てしまったなー。

帰り際に約束通りリッツの利用券をを貰おうとしたら、何かの手違いで商品券が用意されていた。をいをい、こっちはリッツのアフタヌーンティに行くつもりでもう予約までしてあるんだから、頼むよ・・・

結局「通常は当日の変更は受け付けないのですが、今回は特別に変更させていただきました」という余計な説明付き。(だってこれはそっちのミスでしょ・・・)でリッツの利用券を無事いただくことができた。

気分を変えてリッツのアフタヌーンティに向かう。

つづく。


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