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US Vail/Bearver Creekへの旅(その3) [海外スキー]

スキー最終日の日曜はBeaver Creek。近年ワールドカップ北米シリーズはこのスキー場で開催されている。

私が海外のスキー場を選ぶ基準のひとつに、ワールドカップアルペンスキーが開催されている(もしくは開催されたことがある)スキー場というのがある。レースを嗜むアルペンファンとしては、テレビで見ているワールドカップコースを実際に滑るということに面白みを覚えるからだ。(もちろんワールドカップ開催中に観戦できれば最高だが、そうそうタイミングが合うものではないので・・・・)

この日も8時起床、SUBWAYで朝食の後、昨日借りなおしておいたマウンテン系スキーをレンタルショップでピックアップしてバスに乗る。Beaver CreekにはVail Villageから出ているeco bus(往復$10)に乗る必要があった。

この日は天気が良く、絶好のスキー日よりだった。

eco busは高速に乗り、結構飛ばして20分程度でBeaver Creekに着いた。思ったよりも遠かった。Vailから2、30km離れているのではないかな?

ここBeaver Creekにはあのリッツカールトンもあり、Vailよりも更に高級なリゾート感をかもし出している。そしてVailとまた毛色がちがうところは、ここには地元のアルペンレーサーがいることだ。日本でもそうですが、やっぱりレースが開催されるスキー場にはアルペンレーサーが居ますよね。スキー教室の先生たちもほぼ全員、選手用のブーツや板を履いていた。さすがはワールドカップ開催地ということで、なんか嬉しくなりました。

しかしそんな気持ちと裏腹に、今日借りたマウンテン系スキーはまったくエッジが立ってない!!

グルーミングされたバーンがほとんどのここBeaver Creekでこんなテロテロのエッジの板に乗らなければならないなんて!!なんてもったいない・・・

1本目からブルーになったが、ここはもう”面”職人に徹して滑るしかありません。逆に普段いかに自分がエッジに頼って滑っているかが良く分かりましたわー。

リフトを乗りついて山頂まで行きます。


こちらも標高は3400m級。そしてなんといってもBeaver Creekの名物コースはBirds Of Preyと呼ばれる、ダウンヒルコースです。

こちらがその入り口。そしてコースに入るところで驚愕のド急斜面です!!

画像では分かりにくいのですが、こんな壁のような急斜面は初めて見ました。セルデンのGSコースの急斜面よりもはるかに急です。

こんなところを、あんなにハイスピードで滑っているのか!?ワールドカップレーサーは!!

やっぱり常人ではありません。我々はテロテロのマウンテンスキーで休み休み滑り降りるしかないのです。

こちらはスーパーGのスタート。って、こんな急斜面の途中にスタート台つくるんかい!!

 

SLのスタート。十分な急斜面です。

このダウンヒルコースにかなり満足しました。(ちゅーかもうイッパイ、イッパイです)

この日は移動に時間がかかったのと、リフトがかなり混んでいたこともあって、あっという間に昼になりました。

 

空気の薄い中で滑っているのでだいぶ疲れています。中腹のテラスで昼食を摂っていると、「Where are you from?」と声をかけてくる爺さんが居ました。

日本からだと答えると、「俺は3週間前に日本でスキーしてたんだよ!」と興奮気味に話しかけてきました。なんでも白馬方面でツアーしたらしく、かなりご機嫌でした。それにしても自分はスキー馬鹿なほうだと思っていましたが、世の中には自分をはるかに上回るスキー大馬鹿野郎(それも金持ち)がたくさんいるんだなー、俺もまだまだだな・・・と痛感しました。

海外ではやはりスキーは高級なリゾートでの遊びなのです。滞在日数も長いし、リフト代や宿泊代も高い。そんなリゾートに大金をつぎ込んで余暇を楽しんでいるんですよね。日本のスキースタイルとはスケールが違います。まいったまいった。

午後はリッツカールトンがある”Bachelor Gulch”まで足を運びました。

囲むようにそびえ立つロッジ風の建物がリッツカールトン。宿泊していなくてもバーやラウンジで食事やお茶、お酒が飲めます。

リフトで一緒になったジモティーお勧めのホットチョコレートを楽しみ、ちょっとリッチなひと時を過ごしました。

 

それにしても今日のテロテロマウンテンスキーで改めて自分の欠点があらわになり、スキーはポジションで滑るものだということを実感できたので、まあこれはこれで勉強になりました。

この日も15:30ぐらいにラストにし、Beaver Creek Villageを徘徊しました。

ここでBeaver Creekオリジナルのミドラー99.99ドルを発見!!即決しました。これは掘り出し物でした。SCUBEに頼まれていたセンスのよいジップアップ上着も見つけ購入。Beanの長靴は結局見つかりませんでした。

Beaver Creekを満喫してeco busに乗り込み、一路Vail Lionsheadへ。運転手にLoinsheadだと言われ降ろされた場所は、West Lionsheaで、我々が降りたかったバス停ではなかった。同じように降ろされた客も「ここじゃない!!」と途方に暮れましたが、ほどなく循環バスが来て事なきをえました。スキーを返して、この日はゆっくりとジャグジー、プール、サウナに入り、21時近くなってからLionsheadのレストランへ行きました。時間をずらしたのは正解ですぐに座れ、ワイン1本とアメリカならではのステーキでVail最後の夜を仕上げました。

翌日は予定通りCMEのシャトルバスがホテルに迎えに来てくれ、予定通りデンバー空港に到着。トランジットで1泊して帰国するBeanとはここで別れ、一路フィラデルフィアへ向かいました。

たった2日だけのアメリカスキーでしたが、非常にコンパクトにまとまって、効率よくやりたいこと、行きたいところをクリアできたので、非常に満足のいくスキー旅行となりました。やっぱりスキーは気の知れたスキー馬鹿同士で行くのが最高に楽しいですね。海外スキーはなおさらです。またいつかこういう楽しい海外スキーができることを切に願ったツアーでした。

#アメリカスキーを堪能しましたが、やっぱりアルペンの本場ヨーロッパに憧れてしまうのは、アルペンスキーヤーの性でしょうか!?


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