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US Vail/Bearver Creekへの旅(その2) [海外スキー]

我々がスキーができるのは土日の二日のみ。時間を有効に使って巨大なスキーエリアを一通り滑らなければならない。

今回どうしても行っておきたいのがVailからバスで20分ほどで行けるBeaver Creekだ。なんといってもワールドカップコースを滑っておかないと。ということで、今回のプランは土曜Vail、日曜Beaver Creekということにしていた。

 

土曜は8時には起床し、身支度をする。天気は曇りで小雪が少しちらついていた。今日はVailだ。

スキーアメリカが準備してくれたマップによると近くのリフト乗り場までは徒歩で7分とある。とりあえず地図に従って歩く。程なくして東側のリフト基地Lionsheadに到着する。ちょうどこのLionsheadのバス停前にサンドイッチのSUBWAYを発見。毎朝朝食はここにお世話になることになった。ここでBeanがサンドイッチに入れたハラペーニョが後に悲劇を呼ぶ。



朝食を済ませ、次に向かったがスキーレンタル。Lionsheadの街の中で、割引券をもらった”SKI TECH”というレンタルスキー屋でスキーを借りる。事前情報でレーシングスキーのレンタルがないことが分かっていた。デモモデルが最高級モデルらしい。え?一体どんなスキーがあるの??と不安だった。


レンタルは名前、住所、体重、身長、レベル、ブーツサイズなどの個人情報を入力すことから始まる。

インプットが終了するとレシートが出てくる。コレをスキャンすればお好みのスキーを調整してくれる。合理的ですよね。


老いたレトリバーが看板犬・・・

結局この日借りたのは170cm程度のカービングスキー。

ロシとフォルクル。これがデモスキーだと店の人は言う・・・


チューン、ワックスなど板の状態はよろしくないです。
この辺はレーシングの選手用までレンタルしているヨーロッパとは大きく違うところ。

Lionsheadからはゴンドラで一気に山頂まで上がる。

Vailのスキーエリアは大きく分けて3つ、グルーミングされた表側と、Back Bowlと呼ばれる手付かずのワイルド地帯、更にその奥のBlue Ski Basinとなる。


ゴンドラを降りたところにスッパリ切断されたボルボが!!
スキーエリアのいたるところにボルボが置いてあり、宣伝していました。

ゴンドラを降りてまず向かったのがBack Bowl。しかしここは本当に整備されていない、自然のままのボコボコスキー地帯だった。すっかりグルーミングされた整地しか滑っていない我々にとっては、果てしなく続く新雪地帯は手がやけた。「全然滑れない・・・」なんとも情けない。順応力の無さに愕然とするも、まったくリフト乗り場が見えない。とてつもなく広大なのです。ひとつのリフトにたどり着くまでおそらく1~2kmあります、そんなBack Bowlコースががいくつもある・・・これで雪がフカフカのパウダーだったらまた話は別なのだが、意外に上にかぶさっているパウダーは浅く、ボコボコした硬い下地が滑りにくさを加速させた。

あっけなくやられた我々は早々にBack Bowlを引き上げ、Blue Ski Basinへ向かう。

しかし寒い・・・標高が3400mを超えているのだから無理も無い。やっぱり息があがるのが早い。一番辛かったのが微妙に上っているタラタラのトラバースだったね(^^;

Blue Ski BasinはBack Bowlに比べるとグルーミングが程よくされており、林間コースを気持ちよく滑れるコースが多い。とはいえ、とにかく寒い。本当に凍傷になりそうだった。ということで、そこそこ滑って休憩を取った。

Blue Sky Basinの入り口付近にあるTwo Elkはかなり大きめのレストラン。しかしさすがに昼飯の時間帯に入っており、どこも満席で人が溢れ返っていた。

時間をずらそうかとも思ったが、どうせ大してくつろげなそうだったので、ベンチでそのまま昼食を摂った。チリビーンとポテトといういかにもアメリカンな昼食となった。


昼食後いよいよ表側デビューとなった。しかし広すぎてコースを把握しきれない。なんとなく滑っているとやがで"most difficult"コースの印である◆◆ダブルブラックマークのコースに入ってしまった。ここから延々とコブ斜がつづく・・・

そして悲劇(喜劇?)は起こった。朝のハラペーニョ&昼食のチリビーンがBeanのハラを直撃したのだ!!

「や、やばい・・・」

時既に遅し、我々は延々と続くコブ斜面の中にいた。Beanは衝撃を最小限に抑え、かつなるべく速くこのコブを滑り降りなければならなかった。腰に付けていたヒップバッグがターンを刻むたびにBeanの腸をグイグイと締め上げる。彼はもう人間としてDF寸前であった。

それでもなんとかコブを切り上げ、リフト乗り場へ。しかし近辺にトイレは無し。リフト乗り場のあんちゃんはとにかく上に上がるしかないとの指示。Beanの顔面は蒼白状態。一刻も早くトイレへ行かなければ・・・

と、そんな時に限ってまた悲劇は起こる。リフトに乗ろうとした前のボーダーがコケてしまい、リフトを止めてしまう(^^)

「おーーーーーい!!」

Beanの悲痛な叫びがVailにこだました・・・

そしてまたなかなかリフトが再開しない。どうもリフト乗り場のあんちゃんが操作をよく分かってないらしい。無線で指示をあおりながら、数分後リフトはようやく動き出した。しかし、Vailのリフトはとてつもなく長い・・・(^^; 横には頭を抱えうずくまるBean(^^)

「もうだめだ・・・」

数分後リフトがコブ斜の上までたどり着くと、左手に緊急回避用のトイレが後光を射して待っていた。


ダッシュで駆け込むBean。彼は人間DFになってしまったのだろうか!?

数分後、顔色を取り戻してトイレから出てきたBean。

「いや~っ、本当にアウトだと思ったけど、大丈夫だった・・・」

ここは彼を信じよう。たとえパンツにウ●コが付いていたとしても、誰もとがめないさ(^^;

 

元気を取り戻し、グルーミングされたバーンをカービングで滑り降りる。これはかなり爽快。最高に気持ちよかった。

数本このカービングターンを楽しみ、15:30ごろこの日のスキーは終了した。3つのスキーエリアを滑りきり、非常に満足のいったスキーとなった。

 

レンタルスキーを返し、Lionsheadの街を一通りチェックする。

 

今回nukkyが見つけたいのがミドラー。Beanはショート丈のライト目の長靴。しかしさすがは高級リゾート地帯、そうそう安いものはない。$100以内で見つかれば即決なのだがなかなか見つからなかった。

 

いったんホテルへ戻り、ジャグジーで体を癒し、プールでコントレをしたことによって、リゾート感を味わう。そして夕飯はVailのメインとなる、Vail Villageに足を運ぶ。Vail内では無料循環バスが深夜まで運行しており、移動に事欠かない。

バス停にはあと何分でバスが来ますという表示が出ています。


Vail villageの入り口。

 

街をぶらぶらして目的のミドラーをチェックする。North Faceで$122というのを見つけたが、ここでは決めなかった。Beanも長靴を発見できず。とりあえずメシにありつこうとしたが、この週アメリカは月曜が祝日で3連休ということもあり、レストランがどこも満杯!事前情報でレストランの予約がなかなか取れないとのことだったが、まさかここまで混んでいるとは・・・ディーナー難民になりかけた20:30ごろ、ようやく座れそうなレストランに入る。

ここのシーフードは当たりだった。

予約無しの場合は時間帯を大幅にずらすことが必要であることを学んだ。

 

部屋に戻ってテレビを見ていたが、二人とも知らぬ間に寝てしまい、中途半端に寝なおしたがあまり寝た気がしなかった。

明日はBeaver Creekだ。

 

つづく


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